仕事術の本を読んでもだめな理由

奇跡の仕事術―自分の仕事をマネジメントする」を読んだ。
さすがに原典といわれるだけあって、非常にシンプルで内容に力強さがある。


仕事術の本はいくつか読んだが、果たして自分の中で何が変わったか、というとあまり自信が無い。
読んだ後はなるほどと思ってまねたりするけど、いつの間にか次の本を探してる感じ。


何でだろう。
この本ではシンプルに、「来た仕事を今やるか、今できないかを仕分ける。→今やる仕事は優先順位をつける。→後はやる。」ただそれだけだ。
なるほどと思う。で、それでできるかというとこれでもできるかどうか。
いつものように机の上はごちゃごちゃ。
「性格だよなぁ」なんて言われながら。


何でだろう。
実は、上のステップそれぞれは結構自分で決めてやらなきゃならないこと。
今の仕事のやり方は、顧客に言われたから、上司に言われたから、締め切りが来るから、やらなきゃ誰かに迷惑がかかるから、、などなど、全部他からやらされて、自分でコントロールできてないんじゃないだろうか。
今やるかどうかは、自分で決めること。実はそれができないんじゃないか。
何かに後押されるまで何もやってないんじゃないだろうか。


なんて考えると、実は今やってることの大部分は、「自分で」やってきたことが少ないんじゃないか。
住んでるところの学校へ行き、受かる大学へ行き、まぁ、自分で選んだ気になってるわりにしたくも無い仕事をする。
これじゃぁ仕事術読んでもだめだよなぁ、なんて。


仕事術なんて、自分で作り出さなきゃ全然だめかも。
誰かのやり方読んでも、そりゃ、それはその人の仕事のやり方。
へー、と思うけど、実はそれだけ。いくら読んでもだめ。当然。


じゃあどうするか。
今やろうとしていることは、「自分で」やろうとしているか、何か(誰か)にやらされているかを考えよう。


何のために?
自分の人生を自分のために生きるために。


奇跡の仕事術―自分の仕事をマネジメントする

奇跡の仕事術―自分の仕事をマネジメントする