店頭の見える化 - くら寿司とePark予約システム


土曜の夜に外食しようということになった。
回転寿司が食べたいということになって、さて、どこに行こうと思っていたところ、子供が「携帯で予約したらいいやん」と言い出した。


ということで以前行ったくら寿司で見かけた携帯予約システムを使ってみた。

 →くら寿司

ちょっと会員登録とか手続きがうざいけど、なかなか良くできたシステム。
店舗を選ぶと現在の待ち人数が出て、予約入れると予約番号とおおよそ一時間の待ち時間。
携帯で見る度あとどれぐらいかわかるので、安心できるし、予約した店がショッピングセンター併設店だったので、時間までぶらぶら買い物もできた。


順番が来たということで店に行くと他に待っている人がいる中、待ち時間無しで座れた。


店頭に置いてある順番待ちボードがそのままネットに入ったようで、店先の込み具合まで見えるようだ。


少し感動したので調べてみた。

くら寿司が開発したものではなくモバイルタウンというソフトバンク系?の会社のeParkシステムというのを導入したもののよう。
他にもボーリングのラウンドワンや、ハンバーグレストランのびっくりドンキーなどでも利用されている。
 →モバイル順番待ち予約・混雑情報&お知らせメール配信システム「EPARK(イーパーク)」 | モバイルタウン株式会社
 →SBMグルメソリューションズ株式会社


待ち時間にいらいらさせられるといえば病院や散発屋、あと予約したいといえばレストランや居酒屋。
特に病院は長時間の待ち時間に病気がうつされそうでいつも憂鬱だ。
これらに簡単に導入できるならどんどん導入してほしい。
なんなら、近場の各店舗に営業に行ってもいいぐらい。


でも、店舗側にとってそうすぐには行かない事情もある模様。

私以前スシローに同様の仕組みを導入してはどうかと提案したのですが、丁寧に却下されました。無添くらのシステムはどえらいイイですから。客の意見に耳を貸さなかったスシローさんには_| ̄|○ ガックシです。
私がご意見を申し上げた記事⇒行列のできるお店の作り方


せっかくなのでスシローさんのメールを公開してしまいましょう!

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貴重なご意見、真に有難うございます。
また平素から一方ならぬご愛顧を賜り、
厚く御礼申し上げます。

さて、今回頂きましたご意見に関しましては
今後の参考に活用させて頂きたいと存じます。

私個人の考えをお話させていただきますと
コスト・人員の問題を考えないとしても
少々難しいというのが正直な感想です。
理由を1点挙げるならば
携帯電話を使える事が前提という事です。

以上、簡単ではございますが回答とさせて頂きます。

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最強回転寿司出現!無添くら寿司:[週サラ]



実はこのシステムは、客にとって店の状況の「見える化」であるが、店側から見ると顧客の「見える化」でもある。
どこの店舗をどれだけ使っているか、どの店がどの時間どれぐらい混雑するかという膨大な貴重なデータが自動的に手に入る。
特に客ごとの利用店舗の範囲、利用頻度などは、POSでもつかめきれない。


後はこのデータをどう生かすか。
そう考えると結構すごい仕組みですよ、これは。



顧客見える化―マーケティングはここまで進化した!

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