空の安全の守護神-羽田空港の航空管制官

NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、羽田空港の管制官、堀井不二夫さんが紹介されていた。
 →第110回 堀井不二夫 (2009年2月17日放送) | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀


この番組は時々見るが、人選がなかなかうまいと思うことが多い。今回の航空管制官という仕事はパイロットに比べてあまり知らない世界だ。
よくぞ、取り上げてくれた。


まず驚いたのは、羽田上空のレーダーに映された飛行機の密度だ。9キロ、飛行機の速度にしてわずか2分半間隔で飛行機を並ばせ、次々と着陸を指示していく。
パイロットとの肉声での交信や、後輩の育成など、なんだか、機械の塊の中にあってなんとも人間中心で、人と人の関係が生き生きとしている現場だと感じた。


先の「安全と安心の科学」でも指摘されていたように、「安全」に人間は欠かせない。
そういう意味でこの人間の役割、働きを見ているとなんとも「安心」できる。


同じようなことは、鉄道の現場でも、船の現場でも日々粛々と行われているのだ、きっと。
そして、彼らによって「安全」が支えられているのだということを感謝の気持ちとともに改めて感じさせられた。


航空管制の科学―飛行ラッシュの空をどうコントロールするか (ブルーバックス)

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航空管制のはなし (交通ブックス)

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